学習のポイントと感想

関西シルバーバーチ読書会

2016.7.9/10

スピリチュアリズムの戦争・平和観

今回はこれまでと大きく視点を変えて、「スピリチュアリズムの戦争・平和観」を学習しました。"戦争"という現実の地上世界ならではの問題を、霊的観点から眺めていきました。スピリチュアリズムの霊的真理は、あらゆるものに適用できます。地上の政治や平和に対しても同じです。21世紀の現在においてもなくならない悲劇の一つ"戦争"を私たちスピリチュアリストはどのようにとらえていったらいいのでしょうか。また、世の中で大きく取り上げられている憲法改正の問題や安保法制について、どう考えていったらいいのでしょうか。

●霊界には戦争はない ―――――――――

「霊界には戦争はない」改めて考えてみると、すごいことです。霊界には戦争など一つもないのです。戦争があるのは地上だけです。地球上に人類が誕生して文明らしきものができて以来、戦争がなかった時代は一度としてありません。21世紀の現在でも地球上のいたるところで戦争が引き起こされ、多くの命が失われていっています。地上人のいるところには必ず戦争があると言っても過言ではないほどです。しかし、「神の摂理」に則った生活が当たり前の霊界では、戦争などありません。"霊中心主義"と"利他主義"が支配し、神を中心とする霊的な同胞意識が当たり前の霊界では、争い事など起きないのです。

では、地上から戦争をなくすということは不可能なのでしょうか?夢物語でしょうか?

答えは「NO!」です。スピリチュアリズムによっておろされた霊的真理を受け入れ実践する人が増えるに伴い、徐々に戦争はなくなっていきます。一人ひとりが魂の革命を起こし、神の摂理にそった生き方をして、地上に霊界の地上版である「霊的同胞世界」が出来上がれば、戦争はなくなります。しかし、それには何百年~1千年という長い時が必要です。

●戦争の原因は、地上人類の"霊的無知"と"物質中心主義(唯物主義)"と"エゴイズム(自国の利益優先)" ―――――――――

戦争をはじめとする地上のさまざまな悲劇の原因は"物質中心主義"と"利己主義"という2つのガンでした。そしてそのさらに奥にもっと根本的な原因があります。それが"霊的無知"でした。つまり戦争を引き起こしている原因は"物質中心主義""利己主義""霊的無知"であるということになります。モノがすべて、モノをたくさん持ちたいという欲望、そして他人より自分たちが幸せでありたいという思いから人々の争いが引き起こされます。

●地上から戦争をなくすのは、霊的真理の普及と適用以外にはない ―――――――――

世の中には反戦・平和運動を声高に叫ぶ人たちが大勢います。しかし、現状はどの反戦運動もベースは"物質中心主義""利己主義"にあります。政治活動でもそうです。どれだけいいことを言ったとしても、よって立つところが"物質中心主義""利己主義"である限り、現実的に戦争をなくすことはできません。この地上から戦争をなくすには、「スピリチュアリズムの霊的真理の普及」しかありません。霊的真理を受け入れ、さまざまな場面で真理を適用していくことによってしか、本当の平和は訪れないのです。

スピリチュアリズムは人類史上、最高最大の反戦平和運動

●スピリチュアリストは高い理想を掲げながらも、現実の世界を客観的に冷静に見ていくことが必要 ――

戦争がない世界は誰もが期待します。誰だって戦争がないほうがいいに決まっています。しかし、現実の地上の国際社会は、物質的な力のあるところが大きな支配力を持つ「弱肉強食」の世界です。全ての国家・民族・社会が"物質中心主義""利己主義"という土台の上に成り立っているのですから、当然の結果です。そしてそれを根本解決するのは「スピリチュアリズムの霊的真理の普及」しかありませんでした。しかし、真理の普及によって地上が変わるには千年近い時が必要です。それまでは、この混沌とした世界情勢の中で、理想を掲げ理想に向かって努力をすると同時に、現実的な正しい対処をしていく必要があります。国が滅ぼされようとしている時、同胞の命が奪われようとしている時に、指をくわえて黙って見ているわけにはいかないのです。「自分たちの国は自分たちで守る」これが、現時点での国際常識であり、霊的観点から見た時の見方でもあります。その意味で、抑止力としての軍事力を持つことは決して間違いではありません。

私たちの理想は、利他愛の支配する霊中心の世界です。どの国も神の摂理を国の理念とする世界です。すなわち「霊的同胞世界」です。互いに争うこともなく、全ての生産活動は他人のためであり、他人に喜んでもらうため、そんな世界です。しかし、このような地上天国は簡単にはやってきません。長い時をかけ、一人ひとりが努力を重ね、大きな意識改革をしていく中で広がって行くしかありません。霊的覚醒をする人が一人また一人と出てくると同時に、エゴむき出しの侵略行為や破壊行為も起こり続けます――それが今の地上です。理想と現実をしっかりと見極め、心は霊界に置き、いつも霊的視点から物事を眺めていくことができるようにすることが私たちスピリチュアリストに求められています。その意味で、今の私たちスピリチュアリストは「ダブルスタンダード」をとるしかないということになります。

参加者の感想

大変密度の濃い内容でした。特に印象に残ったのは、「霊的視点から見た地上世界の実態――エゴに支配されている国際社会」のところです。内容を深く理解することができました。「国家」を「自分の会社」に置き換えて読んでみました。利益追求はもちろん大事ですが、ベースに「霊中心主義」と「利他主義」があって初めて根本解決できることを改めて感じました。全てのことが徐々に良い方向にいくと思いますが、しばらくは「理想」と「現実」をしっかり見極めて、現実的な対応を実行しようと思います。(40代男性)

本日のスピリチュアリズムの戦争・平和観は、とても中身が濃く、深い内容でした。地上世界から戦争をなくしていくには、スピリチュアリズムによる霊的真理の普及しかないと、改めて真理の伝道が大事だと思いました。理想を掲げて、現実の問題に対処するということを教えていただいたことは、とても考えさせられる内容でした。戦争のことだけでなく、理想と現実を区別していくことをあまり今まで意識していなかったので、これからじっくりと考えていきたいと思います。いつも本当にためになっています。(40代男性)

今日の読書会は、戦争と平和の観点での学習でした。私たちが学んでいる摂理はすべてにおいて「要」です。世界を見た時の戦争だけでなく個人の生活の中での些細ないさかいやマイナスの感情が対立を生み、武器こそ持たなくても、それは戦争と同じだと思います。だからこそ私たちは個人レベルの中で、遠い将来の地上天国を見据えた霊的真理の普及を地上での役目と自覚し、世界平和に一翼を担う心がけと実践が大切であると強く思いました。理想と現実をしっかり区別し、シビアに見極めるためにも、摂理を深く正しく知る必要があると思いました。その上で光のごとくまっすぐに神へ向かっての道を歩む努力を重ねていきたいと考えます。(50代女性)

戦争を好む日本人はいません。しかし、今は防ぐだけの武力が必要です。そのために国民はもっと世界中を知らなければいけないでしょう。日本の憲法もろくに読んでいないし、考えたこともない人は多いと思います。平和がよいですが、平和の定義は何でしょうか、「自分だけの幸せ‼」と感じていると、平和な今の世を「これでよい」と思う人もいるでしょう。平和とは、霊的観点からみると、現実の物質世界とでは天地の違いがありますが、今の日本の現状は利己的平和主義といえます。本日の学習をもとに広く日本としてのあり方(経済的なことも含め)を考えたく思いました。(70代男性)

今日は霊的観点からみた地上世界の実態について学びました。現実は一個人から国家まで利己的であるということです。弱ければ国家は侵略を受けます。一個人の場合は、その尊厳すら踏みにじられます。強くなければこの地上では生きていけません。霊的真理を知った私たちは、超然と臨む必要があります。現実的に対応する必要もあります。バランスを取りながら生活してゆきたいです。江戸時代末期、ペリーの来航が当時の平和ボケから日本人の目を覚まさせました。今の日本を見ていると、沖縄、南西諸島まで奪われないと、平和ボケか目が覚めないのではないかと危惧します。(40代男性)

肉主霊従が物質中心主義・利己主義とつながり、霊主肉従が霊中心主義・利他主義とつながり、全てのベースになっているというのは、まさにそうだと思いました。そしてスピリチュアリズムを広げていくのは、身の回りや足元からだと思いました。「戦争に対するスピリチュアリストの考え方とスタンス(姿勢)」「霊的観点からみた地上世界の実態――エゴで支配される国際社会」について、『シルバーバーチの霊訓』では具体的にどのようにしめされているのか、例示していただくとさらにありがたいかなと思いました。(40代男性)

今回の読書会はスピリチュアリズムで現実の地上界での大問題「戦争」について考えていくということでした。今までの読書会での内面的な切り口ではなく、現実問題を真正面から扱うという今までにない読書会になりました。「戦争は世の中が霊的無知、物質中心主義、利己主義ということから成立している限り、なくなることはない」「霊的真理の普及以外に戦争をなくす方法はない」この言葉が大前提の上での次の言葉は衝撃的でした。「現実と理想の2つのギャップを十分に認識する」「ダブルスタンダード」「憲法9条で日本の平和が守られたのではない」シルバーバーチ読書会で「憲法9条」の話が出るなど全く思っていませんでした。スピリチュアリズムの全体像を昨年から学んでいる中で、最終目的である「霊的同胞世界、地上天国、光り輝く世界」について実感がなくて困っていました。あと数百年後に来ると言われているこの世界は、今の社会の仕組みではどうしても来るように思えませんでした。しかし、今回の読書会で何百年かけて、現在の社会機構が変わっていけば、十分にこの世界は来るだろうと感じました。(50代男性)

スピリチュアリズムの霊的観点から見た戦争・平和観ということで、現在の地上が"霊的無知"による"物質中心主義""利己主義"の上に成り立っている以上は、平和が訪れることはないということがよく分かりました。私たち地上人がこのように愚かな蛮行を繰り返すのを霊界の方々はどれほど悲しい想いで見ておられるかと思うと、私たちスピリチュアリストにできることは、真理の正しい理解に基づく実践・霊界の道具として真理の普及に全力を注ぐことしかないと改めて強く感じました。一人ひとりの力は本当に小さく、自分の力では何もできませんが、こうした利他的想いを持って霊界の道具として使っていただけるなら、大きな貢献ができるのだと思います。使命感・責任感が改めて湧いてきました。まずは自分が、利他愛の摂理を実践し、大霊の摂理に誠心誠意沿うように努力し、手本を示していけるようになっていきたいと祈りました。今日も大変霊的に高められました。(30代女性)

霊的観点から見た地上の戦争と平和を見て、私たちスピリチュアリストのとるべき姿勢とは、理想は大霊を中心とした同胞世界を掲げるが、今この地上の現状をシビアに見ていかねばならないということがよく分かりました。今の国際社会はどこの国も物質中心主義・利己主義をベースに成り立っているのですから、当然、いくら平和と口で言っても真の反戦平和運動とはなりません。今日の学習では、スピリチュアリズムの戦争・平和観を尋ねられた時、そういった意識をいつも持ち、常に地上の政治やできごとに感情的にならず、地上の争い・対立に巻き込まれず、常に霊的意識を保って超然と臨むことが必要だと改めて思いました。そして私たちは人類最高・最大の反戦平和運動の当事者、参加しています。今日の学習でより意識が高められ、真の反戦平和運動のために力を尽くしたいと思いました。(30代女性)

この世は仮の世であり、私たちは霊的世界の住人であり、霊的視野でこの世界を見、スピリチュアリストは、地上世界の現実をしっかり把握して、正しい判断をすることが大切です。世界のどの国もエゴの土台に立っている限り実際は弱肉強食の世です。現実と理想をはっきりと区別し、世界の情勢の中での日本の立場を理解し、その上で何をなすべきかという判断を下すことが大切です。霊的真理が地上人に行き渡るまで、はるかに遠い先のことではあるけれども、そうなるまでは、現実のさまざまな出来事に、一つ一つ霊的摂理に照らして決断していかなくてはならないと思いました。(60代女性)

日本国憲法の話を今日は聞くことができました。霊的視野で現実の世界を見ると、ほとんどの人々が死んだら終わりと考えて人生を送っている中で、大衆から選ばれた為政者は大衆の考えを代弁せざるを得ないといえます。ポピュリズムの弊害ですが、それでも少しずつではあるが人類は進歩しているように思います。我々スピリチュアリストは、こういう人々で構成される社会の中で、動きに巻き込まれることなく超然と達観し、判断基準を霊界に置く努力が求められています。これが試練となって鍛えられ、結果として霊的成長することができるのだと思います。(60代男性)

18歳から選挙権を持てるようになり、憲法改正の頃から日本の国が左翼的になりつつある現状に心配をしていました。反戦平和運動を掲げるのは、ほとんどが左翼であるにも関わらず、そういう甘い言葉に感化されやすい青少年たちが1970年~1980年代の学生運動に走り、日本が混乱したような時代が来るのではないか、あるいはISのようなテロ行為が日本に広がったら大変なことだと思っていました。しかし、物質中心主義で利己主義の世界(地球)を変えていくのは、政治ではなく霊的真理をしっかりと普及していくしかないことを痛感しました。宇宙から見たらワースト2の地球ゆえに、政治に翻弄されないで常に霊的視野で見る大切さを学ばせていただきました。(60代女性)

スピリチュアリズム運動による霊的真理の普及と実践が、地上から戦争をなくす唯一、最高の方法であることを学びました。霊界には戦争はありません、というシルバーバーチの力強い断定の言葉には驚きました。地上世界との違いを強く感じました。物質中心・エゴの支配によって戦争が当たり前の今の地上世界が霊的同胞世界に生まれ変わるというのは、本当に希望だと思います。(50代男性)

現実の世界の国々で信用できる国は一つもないというのは、そう思いますし、自国の国益を守るというのが最優先というのは当然というのが今の現実だと思います。理想と現実の中で、霊的真理を知った者として冷静に客観的に、そして理想を追いながらも現実をよく知り、霊的視野から対処できるようにならなければ、と感じました。日本国憲法が出てくるとは思わず、少し驚きました。(50代女性)

物質中心主義・利己主義の"2つのガン"にどっぷりつかり、それが当たり前、常識になっている地上、一人ひとりの意識からこの"2つのガン"がなくならないかぎり本当の平和は訪れません。今のこの常識が間違っていると気付くことがまず必要です。真理を知った私たちの真理普及は重大な仕事であり、責任であると改めて思いました。そして真理を伝える時分自身の中にある"2つのガン"を日々気づき、なくす努力をしなくてはと思いました。(50代女性)


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