学習のポイントと感想

関西シルバーバーチ読書会

2016.9.10/11

スピリチュアリズムの思想体系

これまで読書会では、スピリチュアリズムとはどんなものかを、一番大きな観点から見てきました。「救済」と「宗教」という2つの観点です。何が原因でスピリチュアリズム運動が起こされたのか、どんな目的があるのか、誰が主役なのか、どのように展開していくのか……こうした問題をトータル的に見てきました。今月からは、スピリチュアリズムの中の中心的な要素「スピリチュアリズムの思想――霊的真理の内容」についてみていくことにします。

■3つの思想体系と中心軸 ―――――――――

霊界通信によって高級霊から送られてきた膨大な霊的知識を整理して、重要ポイントを3通りの方向で整理し体系化すると次のような3つの系統にまとめられます。

①スピリチュアリズムの思想体系1――人間が今後、辿っていく道筋を中心に真理を整理(時間軸)

②スピリチュアリズムの思想体系2――人間を取り巻く世界を中心として真理を整理(水平軸)

③スピリチュアリズムの思想体系3――人間の霊的成長と、そのための実践を中心として真理を整理
(霊的成長と実践軸)

※3つの思想体系については、スピリチュアリズム普及会の「スピリチュアリズムとは」の中に詳しくまとめられていますので、そちらを参考にしてください。 スピリチュアリズムとは ⇒

それぞれの思想体系の出発点、中心はすべて「人間」すなわち「私」であり「あなた」自身です。人間とは何か、自分自身とはどんな存在かを知ることからスタートしましょう。

■人間観(人間とは、私とは)―――――――――

●人間の構成・人体の仕組み ―――――――――

人体の仕組みというと多くの人が、学校で習う心臓があって肺があって……という人体の模型図を思い浮かべるかもしれません。また、60兆個の細胞、遺伝子といったものを考える人もいるかもしれません。現代の科学・医学は、人間の肉体に関して最小単位のレベルまで研究を進めてきました。しかし、肝心な「霊的部分」についてはまったく触れていません。人間は肉体だけの存在だと思っているからです。

これまで、地上人は人間は目に見える肉体だけの存在だと思っていましたが、スピリチュアリズムの霊界通信を通じてもたらされた霊的知識によってそれが間違いであることが分かってきました。スピリチュアリズムが明らかにした私たち人間の本当の姿とは、どんなものでしょうか。

・霊体と肉体の2つの身体と重複構造(同一場所)

下の図のグレーの部分は、私たちの目に見える身体「肉体」です。肉体は誰の目にもはっきりした形として映ります。そして実はこの肉体と重なるようにしてもう一つの身体があります。それが「霊体」です。霊体は普通の人間の目には見えませんが、「霊視能力」という霊能力を持った人には、はっきりとした形を持った身体として見えるのです。私たち人間は、目に見える身体「肉体」と(普通の人には)目に見えない身体「霊体」という2つの身体を持っているのです。そしてその2つの身体は、同じ場所にあって重複して存在しています。

・人間の5つの構成要素(3つの霊的要素と2つの物質的要素)

下の図はわかりやすくするために、2つの身体を左右に並べたものです。左側が霊的次元に属する構成要素、右側が物質次元に属する構成要素です。

霊的な構成要素から見ていきましょう。まず目には見えませんが形体のある「霊体」があります。霊体の中心部分に「霊の心(霊的意識)」があります。霊の心のさらに奥深くの中心に、私たちの本体・核である「霊」があります。この「霊」が「神の分霊」と呼ばれるものです。

物質的要素は2つあります。誰の目にも見える「肉体」、そして肉体の心である「肉体本能」です。この肉体本能は、肉体を維持するために、脳から発生しているものです。食欲・睡眠欲・性欲など、人間の肉体を維持していくための重要な働きをします。

このように人間の身体は、3つの霊的要素と2つの物質的要素からできています。現代の科学からはこうした内容は決して明らかにすることはできません。現代の科学は「物質次元」のみを対象としているからです。「人間は霊的存在である」「人間は死後も霊的世界で生き続ける」という事実が分からないかぎり、正しい人間の姿を知ることはできません。

私たち人間は、地上生活を送るために肉体という物質次元の身体を持っています。そして同時に、死後も永遠に霊界で生き続けるために、霊的な要素を持っているのです。そしてそれは、初めから霊界で永遠に霊的成長していく霊的存在として人間が作られているということを意味しているのです。

私たちの一番の中心・本体は神によって分霊された「霊」です。神の一部分を与えられた存在、それが私たち人間です。つまり霊的観点から見れば、人間は誰もが皆、神を親とする兄弟姉妹であるということです。世間ではよく「人類みな兄弟」ということを言いますが、それは事実なんです。観念的な意味ではなく、事実であり、真実なのです。人間は肉体だけの存在ではありません。むしろ肉体は地上という100年足らずの世界で生きるために使用する道具にすぎないのです。その肉体の色や形の違いなど、本当にとるに足りないものです。肝心なのは、私たちすべての人間が神から分霊を与えられた霊的存在であるということです。その事実を知ることができれば、地上人生は一変します。一人でも多くの人に霊的真理を知ってもらいたいと願っています。

●霊と、魂(霊の心)名古屋シルバーバーチ読書会へ ⇒

参加者の感想

「魂」という表現を日常的に使いますが、魂がなんであるかという問いに明確な答えを教えてもらえたことを嬉しく思いました。魂とは霊の心であり、知・情・意として表現される表現器官であるということは、私たちがより高い知・情・意を希求することで、魂もレベルアップしていくということが分かりました。人間の顕在意識は肉体から来る本能に霊的意識のほんのわずかな一部分がミックスされているなんて驚きです。(40代女性)

今まで学んできた全体像から、代わってより身近な日常の出来事に当てはまりやすく、また自身を霊的次元でとらえやすいように感じました。思想体系を学習していくことによって、より「自分とは何か?」を理解し、地上人生を歩む大切なものとしたいと思います。今年に入ってから読書会の学習内容やスピードが急速に変化したように感じています。より集中して学習に臨めるように努力していきたいと思います。(50代女性)

スピリチュアリズムの思想体系をまとめるのは難しいと思いました。霊の心、肉の心(本能)が合わさって1つの心(自覚意識)を持っているとなりますが、そこに私どもが霊の心であるのか、肉体からくる心なのかを区別してゆく、すなわちより分けて霊の心を表してゆくことに集中できるよう努力すべきと思います。たとえ霊界へ行けば本能はなくなるとしても、現世で極力努力しておき、浄化しておく必要があると思い、常に意識しております。今後ともそれに集中していきたく思います。(70代男性)

スピリチュアリズムの視点から見た人間観や、神、霊界、地上世界の関係などをわかりやすく教えていただいて、とても役に立ちました。これから本を読んでいく上でも、霊的成長を実践していく上でも、大いに参考になります。(40代男性)

本日は初めて参加させていただきました。読書会ということなので、読み合わせだけかと考えていましたが、思想体系を整理して教えていただけたので理解が深まったように思います。また、レジュメのコピーをいただけたので、メモをする時間を省略でき、話をしっかり聞くことができ有意義でした。できれば次回も参加させていただきたいと思います。(50代男性)

読書会の参加者の多さにびっくりしました。皆さんが真理と出会い、学ばれていることに嬉しい気持ちになりました。今日の真理の全体的理解は、大変わかりやすく、とても勉強になりました。深い内容はまだまだ理解できていないですが、自分では到底知り得ないことをまとめて、しかもわかりやすく教えていただけてとても感動しました。またこちらの読書会にも参加させていただきたいと思います。毎日コツコツと少しずつですが、実践を意識して成長して頑張りたいと思います。(30代女性)

膨大な量の霊的真理を自分一人だけで読んでいるだけでは到底理解できず、きっと実践すら何をしていいのかわからなかっただろうと思います。そうした中で普及会の皆様が真理の全体的理解と体系的理解ができるように整理してまとめてくださったおかげで、まだまだですが少しずつシルバーバーチの言わんとしていることのアウトラインや、その画期性、重要性を理解できるようになり、霊的成長と霊的奉仕のための地上人生について、実践に重きを置いた霊的真理の理解が深まってきました。今月はその中でも特に重要な「私とはどういう存在か」というすべての核になる「人間観」について学習しました。こうした内容は自分だけではとても分からなかったことで、非常に感動しました。多くのことを学習しましたが、その中でも特に強く感じたのは、私たちは神の分霊であり神の一部をいただき永遠に霊的成長をし続ける存在として創られたということです。地上人生は、それが霊的成長にとって重要であることはもちろんのことですが、地上での生活はたかだか100年程度のことで、その中には多くの苦しみや困難がありますが、それは永遠の霊的成長という事実を考えた時、本当に些細なエピソードに過ぎないということを実感しました。そして霊が本来の本体であることはとても重大な事実だと思いました。また、私たち人間のすべてがが、神を共通の親とする霊的兄弟姉妹であることを改めて強く感じ、霊的同胞の真の幸福のために、この短い地上人生のすべてを捧げつくしていこうと決意を新たにしました。今日も素晴らしい時間をありがとうございました。(30代女性)

膨大な霊的知識と情報を①時間軸②水平軸③霊的成長と実践軸の3つに分けて、体系的に理解していくということを、本日学びました。今までこのようなことを考えたこともありませんでしたが、体系的に理解することで、より真理を深く理解し実践していけると思いました。これからの読書会がまた楽しみになりました。いつも本当にありがとうございます。(40代男性)

今日も大変有意義な読書会でした。ありがとうございます。シルバーバーチの霊訓に出会って役10年になります。ほぼ毎日霊訓を読んできて、10年目のタイミングで、このような図解等で分かりやすく説明していただき感謝しています。今日、特に印象に残ったのは、「魂(霊の心)は霊の表現器官」「魂は知情意として表現される」「霊体は霊と魂の表現器官」のところです。①霊主肉従の努力②利他愛の実践③苦しみの甘受を通して、霊的成長をして、魂(知情意)→霊体→肉体が自然な形で霊的真理にそった行動ができるように努力し続けたいと思います。(40代男性)

今日は「人間とは」「私とは」という人間観を学び、目に見えない霊体、霊の心、霊というもの、そして心・意識とはどこから来るのかがよく分かる内容でした。改めて見るシルバーバーチたち高級霊からもたらされた霊的真理の画期性を確認しました。私たち人間は神を共通の親とする霊的兄弟姉妹である事実を知り、実感するならば、地上のさまざまな悲劇はなくなるのだと思うと、さらに一人でも多くの人に霊的真理を知ってもらいたいと願わずにはいられません。私たち人間は、地上世界で肉体をまとっているだけの存在ではなく、地上世界と同時に霊界にも今存在しています。神からいただいた神聖なる部分を少しでも発揮できるように、思い鎧をまとった地上生活ですが、その苦しさ困難さの中で意志の力を強くしていきたいと、今日の学びで改めて思いました。(30代女性)

神様の分霊として人間に霊を与えてくださり、その成長のために霊の心である知・情・意を組み込んでくださいました。生きている間に顕在化された肉体を通してすべてのカルマの清算と魂の向上のために努力してまいりたいと思います。地上人生は永遠の霊界人生から見たらほんの束の間のことだと聞きますが、霊的に無知に陥ってしまった我々が、こうして知を取り戻せたことはあまりにも重要なことでありますから、豊かな地で豊かな情を持って、より豊かな意識と実態をもって、神が少しでも顕現してゆける人間となれるように、また、世の中に神の光が少しでも広がることができるように、神の道具として、神の子どもとして頑張ってまいりたいと思います。(40代女性)

間違った理解や的外れな理解がスピリチュアリズムの本質を見失うことにもなり、霊界人の悲しみを生むことにもなりました。脳を介して霊的意識の一部しか感得し得ない事実からでは、霊的真理を知るということが遠く及ばないことがはっきり分かります。霊訓という存在の貴さを改めて感じました。霊的思想の全体的・体系的思想は恩寵の賜物です。これからじっくり学ばせていただきたいと思います。(40代男性)

子どもの頃から人間は死んだらどうなるのか、死後の世界はあるのか、それともすべてなくなってしまうのか、と考える方で、考えれば考えるほど悩み、なぜ周りの人たちは考えないのかと、不思議に思っていました。さまざまな宗教を学び、今まで間違った教義の中で矛盾も感じずに生きてきましたが、スピリチュアリズムに出会い、特に今日学ばせていただいた人間観を通して、とても心が青空のようにすっきりとした気分になり、ここまで導いてくださった守護霊に心から感謝をしています。この喜びを少しでも多くの人たちと分かち合えることができるように、霊的真理をしっかりと学んでいきたく思います。(60代女性)


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