学習のポイントと感想

関西シルバーバーチ読書会

2016.12.10/11

今回は前半に、先回の「死生観」の補足として、世界宗教の死生観についての学習をしました。後半は、1年の締めくくりとして、参加されている皆さんにお話ししてもらいました。

世界3大宗教の死生観

世界3大宗教とは、キリスト教、イスラム教、仏教のことです。この3つの宗教だけで世界の全人口の6割近くに上ります。それだけ多くの人が信じる宗教の死生観とはどのようなものでしょうか。

●キリスト教

キリスト教には、「終末」「復活」「最後の審判」という概念があります。これはイスラム教も共通しています。死後、敬虔なキリスト教徒は一時的な天国へ行き、非キリスト教徒と悪人は一時的な地獄へ行き、終末まで待つことになります。終末には、まずキリスト教徒が復活し、イエスの統治する千年王国で至福の1000年を過ごします。そしてそれまで生きていた人間もいったん死に、全員が生前の姿で復活し「最後の審判」へと向かうことになります。最後の審判はイエスが行い、生前の信仰や行いによって天国へ行くか地獄へ行くかが決められます。

●イスラム教

イスラム教の死生観はキリスト教の死生観とよく似ています。イスラム教もキリスト教徒と同様「終末」「復活」「最後の審判」を説きます。死後、敬虔なイスラム教徒は、天国の記録簿に名前を書き、終末まで墓の中で待ちます。非イスラム教徒と悪人は墓の中で天使から罰を受け続けます。終末が来ると死者は全員生前の姿で復活し、最後の審判を受けます。イスラム教で最後の審判を行うのは「アッラーの神」です。そして天国と地獄に分けられます。イスラム教徒の中でも「殉教者」――イスラムの正義のためにジハード(聖戦)で死んだ者――は、天国が約束されていて、最後の審判を受けずにストレートに天国へ行けるとされています。

このようにキリスト教もイスラム教も、終末で復活し、最後の審判を受けて天国と地獄に振り分けられると考えています。終末には生前の姿で復活すると考えているため、肉体が必要となります。そのため「土葬」にします。特にイスラム教では「火葬」は地獄の業火に焼かれることを連想するために、徹底して嫌がります。

●仏教

仏教の死生観は一言では言い尽くせません。初期の仏教は、古代インド思想の影響から、「輪廻思想」を説いていました。人間は生と死を繰り返す輪廻のサイクルの中にあるとし、そこから抜け出す(解脱)して、涅槃(ニルヴァーナ)に至ることが救いであるという思想です。大乗仏教では「六道輪廻」という輪廻の考え方を説きました。そしてその大乗仏教の中にも、「浄土信仰」「密教」といった、本来釈迦の説いた解脱の方法とは全く違った解脱方法を説くものもあらわれました。

こうした宗教の死生観の歴史は古く、5万年、6万年前にもさかのぼると言われています。長い人類の歴史の中で、多くの人々が宗教の説く死生観を信じ、死への恐怖や不安を解決しようとしてきたのです。
しかし、そのように長い間人々が信じてきた死生観は事実ではありません。スピリチュアリズムによってはじめて、正しい死生観が確立されることになりました。霊的事実に基づく、誰もが納得できる真実です。宗教宗派に関係なく、誰もが信じることのできる、事実としての死生観が登場したのです。長い年月人々が信じてきた死生観は、霊的無知の中で生み出されてきた間違ったものでした。それをスピリチュアリズムが全部ひっくり返し、まったく新しい死生観を提示することになったのです。

参加者の感想

今回は皆さんに少しずつお話ししていただきました。シルバーバーチと出会って、どのように自分が変わったかということや、スピリチュアリストとしてどういう姿勢でこれから生活していくかという決意など、とても心に響くお話しが多く、1年の締めくくりとして皆さんの大きな刺激になったと思います。そんな中から2人の方のお話しを簡単に紹介します。

Aさんは、ずっと人づきあいが苦手でした。しかし、今ではそれが大きな恵みだと思えるようになりました。世間は一歩外に出れば人づきあいでできている、嫌でも人づきあいはついて回ります。だから「これも訓練なんだ、苦しいけれど向上のチャンスだと思えばいい」と考えました。そうしたことを日常生活のさまざまな場面で実行していくと、今までだったら話すこともなかったような人との間で自然な会話ができ、心の琴線に触れるような状況ができ上がっていきました。するべきことをしたという充実感に心が満たされるようになりました。自分のいやだと思う欠点がかえって恵みになったのです。

Bさんは、10年以上前に病気を患い医者から死を宣告されました。日が経つにつれて死への恐怖で心が押しつぶされそうになりました。病院でこれまでの人生を振り返りながら、心の底から思ったのは「ああ、何か人のためになることをしておけばよかった」ということでした。その後、しばらくしてシルバーバーチに出会い、本当に嬉しくて涙が出ました。しがみつくような思いで必死にシルバーバーチの言葉を読み、膨大な教えを正しく理解して実践したいと思いました。もっと学びたいもっと実践したいという思いは確固たるものとなって、残りの人生を真理普及のためにまっすぐ歩いていきたいと心に決めました。

イスラム教もキリスト教も仏教も、スピリチュアリズムの死生観を知ってしまうと、あまりにも矛盾だらけの、幼稚でお粗末な内容に絶句してしまいます。人間がこの間違った思想に囚われている限り心の平安も真の納得も得られない様に感じました。正しい死後の世界を一人でも多くの人が手にしてほしいと痛切に感じます。今年も本当にお世話になり、ありがとうございました。道半ばですが、守護霊さんの導きを頼りにこれからも霊界に使っていただける道具として、より使っていただけるよう頑張ります。(40代女性)

今日は世界の仏教を学んで、その内容が全部間違ったものであったと知り、無駄なことだなと思いました。シルバーバーチが示されたシンプルな真理を私たちは人類に先駆けて手にすることができたことに感動を覚えます。これを身近な人から伝えていくことができたらと思います。日本に入った仏教を商用主義が利用して、儀式を複雑にしたり物質的な供養をしたりしているのは考えものだと思います。今日は、沖縄からも同志がお越しになり、和やかな雰囲気が一段と増しました。皆さんが努力して霊性向上に努め、真理普及の実践をされていることを見習って、自分も頑張ろうと思います。(50代女性)

今日は、キリスト教、イスラム教、仏教のことをよく勉強できて、良かったです。聞いてみると、本当に???なことが多く、とても納得できる内容ではなく、スピリチュアリズムの死生観の正しさを感じることができました。久々に土曜日に参加し、それぞれのお話に共感できる部分もあり、参考になりました。(50代女性)

色々と宗教がある中で、人々は迷いながら何かの宗教にすがって生きているのですね。それに比べて、スピリチュアリズム(シルバーバーチ)を知って、学んで、実行に移し、己を磨くこと、利他心に努力することがいかに大切か、思い知らされています。最近、孤独の底にいたのですが、愛は与えるのみ、の自覚を得ることで、やっと外に向かって働くことができ、その必要性を感じています。(70代男性)

世界の各宗教には、知恵や独自の宗教観がたくさんあり、人生に役立つものがたくさんありますが、霊界から直接送られてきた霊的真理は、考えれば考えるほど、誰でも受け入れられるような大切なメッセージだということが分かりました。今年も一年ありがとうございました。(40代男性)

今月も貴重な学びの時をありがとうございました。3大宗教について、大雑把なところは自分なりに学んでみましたが、ほとんど何も知らないと言える状態でしたので、今回より詳しく学習させていただいたことで、霊的無知による宗教の誤りがはっきりと浮き彫りになり、本来人々を救うはずの宗教が、かえって地上人生のみならず死後の霊的成長の妨げになっていることを改めて認識できました。霊的真理を手にした後で、こうした宗教教義を聞くと、何という荒唐無稽な内容かと驚くばかりです。正しい死生観を知ることで多くの悲しみや悲劇が改善されていくことを考えると、改めて真理普及の道具として使っていただけるよう、これからも努力し続けたいと願います。(30代女性)

今日は世界の宗教の話をお聞きしました。とてもよくまとめられて理解しやすかったです。また、儒教の話や中国仏教の話もよく理解できました。人間は魂で死んでも生き続けるという共通点はありますが、いかにスピリチュアリズムの摂理と比較して間違っているかということが改めて実感させられました。同時にこれほどの霊的宝物を手に入れているので、とても大きな責任と霊界からの大いなる期待を受けていることを知らされた読書会でした。使命を十二分に果たすべく精いっぱいの努力を傾けたいと思います。(60代男性)

今日は、仏教、キリスト教、イスラム教の考え方などをわかりやすく解説していただいたのでで、よくわかりました。それぞれの違いや、仏教が中国に渡って儒教と融合し、まったく変化してしまったことなど、本当に驚きました。キリスト教やイスラム教は死んだら審判まで何もせずにすべて他人任せみたいに思いました。スピリチュアリズムでは、全部自己責任で、寸分の狂いもなく原因を作ったら結果が返ってくるという、簡単明瞭なことですと言っています。本当にその通りだと思いました。(60代女性)

読書会に参加させていただいて1年が経過しました。救済観から始まり、今ではスピリチュアリズムの思想を学ばせてもらっているのですが、一人学習では獲得しようとしてもできない遠心力のようなパワーがむくうに内に拡がっていくのを感じます。目の前の一つ一つのできごとを摂理の霊力に備える立場に立って拓いていきたいと思います。1年間ありがとうございました。(50代男性)

今年の4月から再び読書会に参加させていただいて、今年一年本当に大切なことを学びました。特に真理を正しく理解する、全体像の理解、体系的に理解する、このポイントを頭に入れて霊訓を読んでいくと、シルバーバーチの深い意味がどんどん分かるようになってきました。これからは普及会のホームページをしっかり読み込んで理解を深め、実践していき、より多くの人に真理を伝えていきたいと思います。今年1年ありがとうございました。来年もよろしくお願いします。(40代男性)

3大宗教の死生観を学ばせていただき、地上の人間の観点で作りあげた宗教をスピリチュアリズムを知るまでは、何の疑問も矛盾もなく信じてきたことに本当に不思議に思います。スピリチュアリズムの死生観を少しでも多くの人たちに知っていただき、地上人生の目的をはっきりと知ってともに歩んでいってほしいと思います。参加されておられる皆様の感想を聞かせていただき、大変勉強になりました。(60代女性)


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